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認知症にドネペジル(アリセプト)で査定されるの?

ドネペジル塩酸塩(アリセプト錠等)の添付文書の効能・効果は、
「アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制」です。

効能・効果に関連する注意には
「アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症以外の認知症性疾患において有効性は確認されていない」と記載されています。

上記記載より、アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症以外の傷病名に対する有用性は低いと考えられます。

なお、老年性認知症、若年性認知症、認知症という包括的な傷病名の一部には、アルツハイマー型及びレビー小体型が一定数あると考えられますが、傷病名としては不適切と考えられます。

以上のことから、
⑴ 脳血管性型認知症

⑵ 老年性認知症

⑶ 若年性認知症

⑷ 認知症

⑸ 統合失調症

⑹ パーキンソン病、パーキンソン症

の傷病名に対するドネペジル塩酸塩(アリセプト錠)の算定は、原則として認められません。


認められる傷病名は以下のとおりです。

「アルツハイマー型認知症」
請求コード:8842549
ICD10コード:G309


「レビー小体型認知症」
請求コード:8845840
ICD10コード:G318