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ホクナリンテープはカゼやインフルでは査定されます

 ツロブテロール【外用薬】(ホクナリンテープ)の添付文書の効能・効果は
「気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺気腫」に伴う「気道閉塞性障害に基づく呼吸困難など諸症状の緩解」です。

気管支拡張作用により諸症状を改善しますが、気道狭窄が見られない病名に対する有用性は低いと考えられます。

以上のことから、以下⑴から⑻の傷病名に対するツロブテロール【外用薬】(ホクナリンテープ等)の算定は、原則として認められません。

⑴ かぜ症候群・感冒 
⑵ インフルエンザ
⑶ 上気道炎(急性・慢性)
⑷ 咽頭炎(急性・慢性)
⑸ 慢性咽喉頭炎
⑹ 間質性肺炎
⑺ 慢性呼吸不全
⑻ 溶連菌感染症

https://www.ssk.or.jp/shinryohoshu/sinsa_jirei/kikin_shinsa_atukai/shinsa_atukai_i/index.files/atukai_13_060628.pdf#page=8


ホクナリンテープやツロブテロールテープで覚えておくと良いこと

・咳止めでなく、気管支拡張薬 です

・咳止めの成分ではない 

・風邪の咳には無効

・適応例は気管支喘息のあるお子さん 

・不整脈や手足の震え、といった副作用がある