添付文書と異なる用法用量での処方が疑われるものを疑義照会することなしにそのまま調剤することは指導監査の指摘事項に該当します。
通常の成人用量とは別に高齢者(65歳以上)に対し用法用量が設定されていたり、投与量の上限が設定されているものがあります。
確認しましょう。
添付文書の用法用量欄に「高齢者」の記載のある薬剤(注射を除く)
シンメトレル高齢者及び腎障害のある患者では投与量の上限を1日100mgとすること。
コンスタン
高齢者では、1回0.4mgの1日1~2回投与から開始し、増量する場合でも1日1.2mgを超えないものとする。
ソラナックス
高齢者では、1回0.4mgの1日1~2回投与から開始し、増量する場合でも1日1.2mgを超えないものとする。
インテバン坐剤
高齢者に投与する場合には、少量から投与を開始する。
ルネスタ錠
高齢者では1回2mgを超えないこととする。
デパス
高齢者には1日1.5mgまでとする.
ボルタレンサポ
高齢者に投与する場合には少量から投与を開始すること。
バイアグラ
高齢者(65歳以上)については、本剤の血漿中濃度が増加することが認められているので、25mgを開始用量とすること。
ベルソムラ錠
高齢者には1日1回15mgを就寝直前に経口投与する。
マイスリー錠
高齢者には1回5mgから投与を開始する。
プログラフカプセル
(関節リウマチの場合)
高齢者には1.5mgを1日1回夕食後経口投与から開始し、症状により1日1回3mgまで増量できる。
ハルシオン
高齢者には1回0.125mg~0.25mgまでとする。
レビトラ
高齢者(65歳以上),本剤の血漿中濃度が上昇することが認められているので,5mgを開始用量とし,最高用量は10mgとする.
レスタス錠
高齢者には1日4mgまでとする。
ロヒプノール錠
高齢者には1回1mgまでとする。
サイレース錠
高齢者には1回1mgまでとする。
ベザトールSR錠
高齢者では,加齢により腎機能の低下を認める一方で,筋肉量の低下から血清クレアチニン値の上昇が軽微であるため,クレアチニンクリアランスに応じた投与量の調節を行うこと。
ベザリップ錠
高齢者では,加齢により腎機能の低下を認める一方で,筋肉量の低下から血清クレアチニン値の上昇が軽微であるため,クレアチニンクリアランスに応じた投与量の調節を行うこと。
トレドミン錠
高齢者には、1日25mgを初期用量とし、1日60mgまで漸増し、1日2~3回に分けて食後に経口投与する。
メレックス
高齢者には1日1.5mgまでとする。
リスミー
高齢者には1回2mgまでとする。
エバミール
高齢者には1回2mgを超えないこと.
ロラメット
高齢者には1回2mgを超えないこと.