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処方せん受付前にあらかじめ調剤を行ってはいけません


前回の処方内容に基づき、処方せん受付前にあらかじめ調剤を行うことは指導監査の指摘事項に該当します。

予製とかやってるけどダメなの?

と声が聞こえてきそうですが。


ポイントは「前回の処方内容に基づき」ということです。

つまり、特定の患者さんのお薬を、毎月来局されるからと処方箋が来る前に処方内容を予測して調剤することはできません。


予め、半割しておくなどの予製は可能ですが、一包化は特定の患者さんに行うものなので、指導監査では指摘されることになります。


いくつかの調剤薬局の紹介ページで、一包化予製をさも当たり前の薬剤師の業務のように紹介しているところもあります。


ひどいところは薬学実習生のカリキュラムに堂々と記載しているので驚きです。


一包化は処方箋が来てから行っていたら時間がないからしょうがないじゃないかと言われそうですが。

ルールなので仕方ありません。
しかし、ルールを理解して悪いとわかって行なうのと、知らないでやってしまうのでは性質が全く違います。



立ち入りの時には、一包化を隠すなどみつからないように気をつけてください。