添付文書と異なる用法用量での処方が疑われるものを疑義照会することなしにそのまま調剤することは指導監査の指摘事項に該当します。
高尿酸血症治療剤フェブリク錠は1日1回投与の薬です。
しかし、1日2回投与で処方されるケースがあります。
薬剤師りくの勉強三昧 フェブリク錠 その2
1日2回で服用していただいても大きな問題はないとは思いますが、いかんせんデータがないもので確実なことは言えません。
他の高尿酸血症の薬は1日2回投与なので、間違えやすいです。
アロプリノール
トピロリック
ウリアデック
また、夜間の寝ている間に尿酸の合成が活発になるので、寝る前に1錠追加される場合があるようです。
痛風発作は尿酸値が急激に下がることでもおきることがあります。
1日1回投与ですと次回服用時の血中濃度が下がっているため尿酸値が上がっている可能性があります。
そこで、薬を投与すると急激に尿酸値が低下し発作が起きる可能性があります。
そこで尿酸値の安定を期待し、1日2回投与することもあるようです。
しかし、学会などでは一般的であって、良い成績が報告されていても、添付文書に適応がない場合は疑義照会の対象となります。